国家ハイテク開発区のグリーン発展プラン

このほど、中国科学技術部は「国家ハイテク開発区グリーン発展特別行動実施プラン」を発表しました。同プランは国家ハイテク開発区がハイクオリティな発展の模範区として、全国に先駆けてグリーンな発展の実現を目指すことを打ち出しました。

国家ハイテク開発区のグリーン発展はグリーン発展コンセプトへの踏み込み・関連政策の法執行・グリーン発展のメカニズムの革新を主な目標としています。汚染物質の排出量とエネルギー消費量の削減、グリーン技術の強化、グリーン製造システムの整備、グリーン産業の整備などのことをすることで、生態・環境に優しく、グリーンで低炭素なライフスタイルを実現します。

具体的には、世界的な影響力を持つグリーン発展模範団地、一連のグリーン技術トップ企業を育成します。その中で、ハイテク開発区は全国に先駆けてCO2排出量を2030年までにピークアウトさせ、カーボンニュートラルを達成するよう努力しています。

2025年までに国家ハイテク区の単位工業生産額当たりの総合エネルギー消費を1万元あたり0.4トン標準石炭以下にするとします。そのうち、半数の国家ハイテク区の単位工業生産額当たりの総合エネルギー消費を1万元あたり0.3トン標準石炭以下にします。これを通じて、単位工業生産額当たりのCO2排出量の4%以上の年平均削減率、一部のハイテク開発区のカーボンニュートラルを目指します。

この目標を実現するため、関連する金融サポートも打ち出されました。銀行保険監督管理委員会は、グリーンな信用貸付、グリーンな保険、グリーンな信託を積極的に発展させると表明しました。

また、一部の省・市は各自の炭素排出ピークアウト方針を掲げました。上海市は、全市炭素排出ピークアウト行動プランを策定し、25年までのピークアウトを目指します。北京市は、省エネ、新材料、新エネルギーなどの未来産業の育成、低炭素都市の創出に力を入れています。

今後、さらに多くの省・市は炭素排出の削減方針を打ち出し、中国に進出しようとする外国企業は所在地の関連措置に従って、炭素排出量を控える必要があります。

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